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ドロテ・ジルベール『ル・グラン・ガラ 2018』インタビュー!

2018年1月に開催される『ル・グラン・ガラ 2018』。マチュー・ガニオ、ドロテ・ジルベールをはじめパリ・オペラ座を代表するスター・ダンサー5名が集い、新春の幕開けを飾ります。上演に先駆け、ドロテ・ジルベールにインタビュー! 公演への意気込みをお聞きしました。

ジョルジオ・マンチーニがドロテ・ジルベールとマチュー・ガニオのために創作したという『トリスタンとイゾルデ』。クリエイションはどのようなものでしたか? また、振付家としてのジョルジオはどんな方ですか? 

ドロテ>ジョルジオはもともと友人で、まず私に“『トリスタンとイゾルデ』の創作プロジェクトに参加しないか?”と訊ねてきました。全幕もので、しかも出演者は2名のダンサーのみ。これはとても素敵なチャレンジになると思い、同時に私の大好きなマチューをパートナーに想い浮かべました。ジョルジオは不機嫌になることがなく、創作のスピードも速いので、クリエイションはとてもスムーズにいきました。

 

ドロテ・ジルベールとマチュー・ガニオ

(C)James Bort


クリエイションで印象的に残っていることは? ジョルジオが特にこだわった部分はどこでしょう。

ドロテ>この作品の重要なポイントは、登場人物の強烈な個性とその演技にあります。ジョルジオは振付けを通して物語を語り、彼の動きを通してそれを私たちに自覚させていきました。ジョルジオはとても才能ある振付家です。完璧な作品を残すという意味で、振付家は自分の世代のアーティストを使いこなす方法を熟知していなくてはなりません。実際にこの作品は、衣装(中国人クチュリエ・デザイナー、イーチン・インによる)や映像(ファッション・カメラマンとしても名高いジェームス・ボルトによる)も素晴らしく、現代アートに位置付けられたと思っています。

 

ジョルジオ・マンチーニ

(C)James Bort


特にお気に入りのシーンはどこですか? また、今回の日本初演でどのようなところに注目して欲しいと考えますか。

ドロテ>私のお気に入りのシーンは、よりコンテンポラリーで奥深いイゾルデの死の最後のパ・ド・ドゥです。ガラと違い、物語の全てを語ることのできる全幕ものはダンサーの演技力が問われます。日本で全幕を踊ることができるのを大変うれしく思っています。

 

ドロテ・ジルベールとマチュー・ガニオ

(C)James Bort

 

ご自身のために振付されたという意味で、やり甲斐や踊る上での醍醐味を感じる部分はありますか?

ドロテ>オペラ座以外でこうした企画に参加できるのはやはりうれしいですね。何の制約もありませんし、自分の考え方、今のバレエ界にもたらしたい私のダンサーとしての想いが組み込めるのは大きな意味で醍醐味でもあります。

 

ドロテ・ジルベールとマチュー・ガニオ

(C)James Bort


これまでマチューと共に数々の作品を踊ってきました。パートナーとしての彼をどう思いますか? 

ドロテ>マチューは素晴らしいパートナーです。何も話さなくても理解できる関係です。というのも、彼とは音楽性と音楽に対する踊り方が同じなのです。最後のパ・ド・ドゥは私にとって一番強烈で、情熱的で、そこでこそ私たちはパートナーと共存できると思っています。

 

ドロテ・ジルベールとマチュー・ガニオ

(C)James Bort

 

 

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