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白井晃×首藤康之『出口なし』インタビュー!

J.P.サルトルの会話劇をもとに、白井晃上演台本・演出で描く『出口なし』。首藤康之×中村恩恵×秋山菜津子の三人をパフォーマーに迎え、芝居とダンスを駆使した新たな作品世界を創造します。開幕を直前に控え、白井さんと首藤さんのおふたりにインタビュー! リハーサルの手応えと、作品への想いをお聞きしました。

公演情報

『出口なし』
日程:2019年1月25日(金)~2019年2月3日(日)
会場:KAAT神奈川芸術劇場 中スタジオ
上演台本・演出:白井晃
出演:首藤康之、中村恩恵、秋山菜津子
http://www.kaat.jp/

 

プロフィール

白井晃


早稲田大学卒業後、1983〜2002年、遊⦿機械/全自動シアター主宰。劇団活動中よりその演出力が認められ、演出家として独立後は、ストレートプレイから 音楽劇、ミュージカル、オペラまで幅広く手掛けている。中でもポール・オースター作『ムーン・パレス』『幽霊たち』他やフィリップ・リドリー作『ピッチフォーク・ディズニー』『宇宙でいちばん速い時計』『ガラスの葉』など海外の小説や戯曲を独自の美学で演出し、好評を博す。近年の演出作品に、『華氏451度』『バリーターク』『オーランドー』『春のめざめ』『マハゴニー市の興亡』『夢の劇-ドリーム・プレイ-』『ペール・ギュント』『Lost Memory Theatre』、『マーキュリー・ファー』『レディエント・バー ミン』、『No.9-不滅の旋律-』『ジャンヌ・ダルク』、音楽劇『ヴォイツェク』、ミュージカル『ビッグ・フィッシュ』、オペラ『愛の白夜』『オテロ』など。第9回、第10 回読売 演劇大賞優秀演出家賞受賞。2005年演出『偶然の音楽』にて平成 17 年度湯浅芳子賞(脚本部門)受賞。2012年演出のまつもと市民オペラ『魔笛』にて第 10 回佐川吉男音楽賞受賞。また2018年演出『バリーターク』にて第11回小田島雄志・翻訳戯曲賞受賞。2016 年4月よりKAAT神奈川芸術劇場の芸術監督に就任。

 

首藤康之

15 歳で東京バレエ団に入団。19 歳で『眠れる森の美女』の王子役で主役デビュー。その後『ラ・シルフィード』『白鳥の湖』『ジゼル』などの古典作品をはじめ、モーリス・ベジャール振付『春の祭典』『M』『ボレロ』ほか、ジョン・ノイマイヤー、イリ・キリアンなどの世界的現代振付家の作品に数多く主演。マシュー・ボーン演出・振付『SWAN LAKE』にスワン/王子役で主演、高く評価される。2004 年同バレエ団を退団後も、ダンス『アポクリフ』(シディ・ラルビ・シェルカウイ振付/ベルギー王立 モネ劇場世界初演)、『鶴』(ウィル.タケット演出・振付)、ストレートプレイ『音のいない世界で』(長塚圭史演 出)、その他『空白に落ちた男』(小野寺修二演出)、『兵士の物語』(串田和美演 出)、『出口なし』(白井晃演出)などに主演。KAAT神奈川芸術劇場では自らプロデュースによるシリーズ『DEDICATED』を上演。海外での活躍も多く、ピナ・バウシュが芸術 監督を務めた NRW 国際ダンスフェスティバル、ダブリン国際ダンスフェスティバルなど数多く出 演。また、新国立劇場にて『Shakespeare THE SONNETS』 、『小さな家』(中村恩恵演出・振 付)、新国立劇場バレエ団『ベートーヴェン・ソナタ』(中村恩恵演出・振付)など、中村との創作活動も積極的に行っている。近年では、自身のドキュメンタリー映画『今日と明日の間で』(小林 潤子監督)、『岸辺の旅』、(黒沢清監督)、日曜劇場『99.9—刑事専門弁護士—』、渋谷・コクーン歌舞伎『四谷怪談』に出演するなど表現の場を拡げている。第42回舞踊批評家協会賞 、第62回芸術選奨文部科学大臣賞など受賞多数。

 

 

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