dancedition

バレエ、ダンス、舞踏、ミュージカル……。劇場通いをもっと楽しく。

マニュエル・ルグリ『ルグリ・ガラ』インタビュー!

パリ・オペラ座バレエ団のエトワールとして23年間踊り続け、世界中のバレエ・ファンを魅了してきたマニュエル・ルグリ。“永遠のエトワール”と呼ばれる彼が、この夏日本で自身の名を冠したガラ公演『ルグリ・ガラ』を開催! 開幕に先駆け、ルグリに舞台への想いと意気込みをお聞きしました。

マニュエル・ルグリの集大成『ルグリ・ガラ』開催!

パリ・オペラ座バレエ団のエトワールとして23年もの間君臨し、“永遠のエトワール”と呼ばれる現代バレエ界の至宝マニュエル・ルグリ。そのキャリアは輝くばかりで、1980年に16歳でバレエ団に入団し、21歳のとき飛び級でエトワールに昇進。以降歴代のスター・ダンサー、振付家とタッグを組み、数々の名舞台をもって同団の黄金時代を築いてきました。

2009年、オペラ座の定年である42歳を超え、特例の44歳で惜しまれつつオペラ座を退団。2010年にはオーストリア・ウィーン国立バレエ団の芸術監督に着任し、確かな手腕で高い評価を手にしています。一方、今なお現役として活躍を続け、2015年には世界バレエフェスティバルに出演。イザベル・ゲランをパートナーに繊細かつドラマティックな演技を披露し、圧巻のカリスマ性をみせつけ健在ぶりをアピールしました。

 

h1

 

パリ・オペラ座バレエ団退団から8年。日本にも多くのファンを持つルグリが、この夏ガラ公演『ルグリ・ガラ』を、大阪・名古屋・東京の三都市で開催! キャストには、ルグリをはじめ、元パリ・オペラ座バレエ団エトワールのイザベル・ゲラン、英国ロイヤル・バレエ団プリンシパルのマリアネラ・ヌニェス、ワディム・ムンタギロフ、ボリショイ・バレエ プリンシパルのオルガ・スミルノワ、セミョーン・チュージン、さらにルグリが芸術監督を務めるウィーン国立バレエ団のプリンシパルら豪華ダンサー勢が集結。

プログラムも充実のラインナップで、世界初演を迎えるルグリのソロ作品(ナタリア・オレクナ振付)に、ルグリとゲランが踊る『フェアウェル・ワルツ』のほか、スミルノワ&チュージンによる『じゃじゃ馬馴らし』『ファラオの娘』『ジュエルズ』『グラン・パ・クラシック』、ヌニェス&ムンタギロフによる『チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ』『ドン・キホーテ』『ジゼル』、さらにルグリ振付の『海賊』より第2幕アダージョとオダリスクの上演が予定されています。

ダンサーとしてはもちろん、振付家、そしてガラの芸術監督としてルグリ自ら指揮を執る『ルグリ・ガラ』。まさに彼のバレエ人生を集約した渾身のステージといえるでしょう。

 

次ページでは、ルグリのインタビューをお届けします!

 

-バレエ