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塚本行子主宰ファビュラ・コレクティブ@ロンドン観賞!

塚本行子主宰のファビュラ・コレクティブが、ロンドンのサドラーズ・ウェエルズ劇場で公演『LEY LINE』を開催! 今年5月の日本公演『Elevation ―昇華―』で好評を博したトラビス・クローセン=ナイト作『塩と水』のリクリエイション作『SALT to WATER』と、ジェームス・ペットによる最新作『MAN OF THE CROWD』、ドイツで活躍する成澤幾波子の新作『a.e.p.s』、そしてやはり『Elevation ―昇華―』でも披露されたジェームスとトラビスの共作『INFORMAL BETWEEN』の再演を行いました。

 

『SALT to WATER』(C)Tom Grace

 

日本公演ではトラビス自身が踊っていた『塩と水』を、オーディションにより3名のダンサーを選出しリクリエイション。俯瞰で作品を構成することでよりメッセージが鮮明になった印象。

 

『MAN OF THE CROWD』(C)Tom Grace

 

エドガー・アラン・ポーの同名作をベースにしたジェームスの自作自演ソロ作品。イギリスとタイのハーフである彼の持つ洋のみでない美しさ、内なる闇が照らされた良作。

 

『a.e.p.s』(C)Tom Grace

 

シュテファン・トスのカンパニーなどで活躍してきた成澤さんの創作作品。パートナーは元レーゲンスブルク芸術劇場ダンスカンパニーのクラウディオ・コスタンチーノ。

 

『INFORMAL BETWEEN』(C)Tom Grace

 

ジェームスとトラヴィス、ふたりのデュオも進化。柔らかく包容力を感じさせるトラヴィスと、ざらりと硬質な芯を持つジェームス、その対比も面白い。

 

会場にはなんと元英国ロイヤル・バレエ団芸術監督のモニカ・メイソンやアレッサンドラ・フェリの姿も! 彼らの注目度の高さが伝わってきます。

 

主宰の塚本さんによると、再びの来日プロジェクトも構想中とのこと。再来日の実現に期待! 
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