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ドロテ・ジルベール『ル・グラン・ガラ 2018』インタビュー!

2018年1月に開催される『ル・グラン・ガラ 2018』。マチュー・ガニオ、ドロテ・ジルベールをはじめパリ・オペラ座を代表するスター・ダンサー5名が集い、新春の幕開けを飾ります。上演に先駆け、ドロテ・ジルベールにインタビュー! 公演への意気込みをお聞きしました。

今回は同時上演のヴェーゼンドンク歌曲集でジェルマン・ルーヴェ、ユーゴ・マルシャン、オニール八菜が登場します。日本でも人気急上昇中の3人ですが、先輩ダンサーとして彼らの魅力をどう感じますか。

ドロテ>3人ともとても早く階級を登りつめた上り坂のダンサーであり、若く才能あふれるダンサーですね。

 

ドロテ・ジルベールとマチュー・ガニオ

(C)James Bort

昨年バンジャマン・ミルピエからオレリー・デュポンへ芸術監督が変わり、バレエ団に変化はありましたか? 芸術監督としてのオレリーをどう思いますか。

ドロテ>私が感じるのは、“150名ものダンサーを要するオペラ座の監督を務めることとは?”ということです。素晴らしいダンサーがすなわち素晴らしい監督とはなりません。なので、オレリーにはこれまで彼女が持ったことのない経験が必要ですし、実際彼女はたくさんのことを学んでいます。

 

ドロテ・ジルベールとマチュー・ガニオ

(C)James Bort

エトワールになって10年が経ちます。当初と今で意識の変化はありますか。

ドロテ>大いに進歩したと思いたいです。今、私にとって大事なのは、芸術的な出会いです。パートナー、振付家、バレエ、これらの出会いこそキャリアを前進させるものだと考えています。

 

ドロテ・ジルベールとマチュー・ガニオ

(C)James Bort

パリ・オペラ座のエトワールとしてバレエ団のトップに立たれています。今後ご自身のキャリアの中で成し遂げたいこととは?

ドロテ>オペラ座で素晴らしい役を踊ること、全幕ものの作品にゲストとして招待されること、踊ることを優先させること。何故なら、ダンサーのキャリアはとても短いものだから。

 

ドロテ・ジルベールとマチュー・ガニオ

(C)James Bort

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