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チラ・ロビンソン『マクベス夫人』インタビュー!

ロンドンを拠点に活動するプロダクションカンパニー、ファビュラ・コレクティブのトリプルビル「HUMAN.」で、クリストファー・マーニー振付作『マクベス夫人』に主演するチラ・ロビンソンさん。8月の来日に先駆け、本作に寄せる想いと取り組み、公演への期待をお聞きしました。

プロフィール

チラ・ロビンソン
CIRA ROBINSON
オハイオ州シンシナティ出身。8歳でダンスを始める。2004年にスクール・フォー・クリエイティヴ・アンド・パフォーミング・アーツを卒業後、ニューヨークへ移り、ダンス・シアター・オブ・ハーレムに入団。3年の在籍期間中、ホワイトハウスを訪問して米国大統領の前で踊り、プロテジェ・フェスティバル(Protégé Festival)に参加した経験を持つ。2008年にイギリスへ渡り、バレエ・ブラックに入団。その年の夏にはロサンゼルスのバレエ・アイデンティティの作品に出演し、11月にバレエ・ブラックへ復帰。2008年以降は、バレエ・ブラックでマーティン・ローレンス、リチャード・アルストン、アンリ・オグイケ、リアム・スカーレット、ロバート・ビネーらの作品に出演。2011年、ウィル・タケットの『オルフェウス』で復讐の女神役、2012年にはクリストファー・ハンプソン振付『ストーリーヴィル』(2016年再演)で主役ノラを演じた。2013年に出演したクリストファー・マーニー振付『戦地からの手紙(War Letters)』で、2014年度英国批評家協会賞「古典作品における傑出した演技」に初のノミネート。また、アーサー・ピタ振付によるブラック・バレエの『真夏の夜の夢の夢(A Dream Within a Midsummer Night’s Dream)』のタイターニア役、マーク・ブルース振付『再臨(Second Coming)』の蛇役を演じた。2016年、アーサー・ピタ振付の『クリストー(Cristaux)』で主要ダンサーを、2017年にはマーティン・ローレンスによる『キャプチャード(Captured)』で主役を務めた。また、アナベル・ロペス・オチョア振付の『赤ずきん(Red Riding Hood)』では赤ずきんを演じた。2017年、カンパニー創設者であるカサ・パンチョとともに、イギリスの老舗バレエシューズ・メーカー「フリード・オブ・ロンドン」とコラボレーションを行う。黒人ダンサーたちが自身の肌の色に合わせたトウシューズを手に入れられるよう、これまでになかった2色のトウシューズを製作。現在、世界中で購入ができる。2018年、『真夏の夜の夢の夢』のタイターニア役を再演、またキャシー・マーストンによる『ザ・スーツ(The Suit)』のマチルダ役を演じた。現在は、バレエ・ブラック・ジュニアスクールおよびヨークシャー・バレエ・サマースクールで指導も行っている。

 

公演情報 

ファビュラ・コレクティブ
トリプルビル「HUMAN.」

トラビィス・クローセン=ナイト振付『Everything Would Be Nonsense』
クリストファー・マーニー振付『マクベス夫人』
ジェームズ・ペット振付『ドリアン・グレイ』

日程:2021年8月28日~29日
会場:新国立劇場 小劇場

www.fabulacollective.co.uk

 

Choreographer: Christopher Marney 
Dancer: Cira Robinson
Videographer: Dominic Best
Composer: Jonathan Emilian Heck
Lighting: Arnaud Stephenson
Photographer: Amber Hunt 
Costume: Natalie Jackson
Stage Manager: Daniel Newton
Filmed and edited: Photography by Ash

 

※記事は2021年4月現在の内容です。今後変更される可能性があります。最新情報は公式SNS等にてご確認ください。

 

 

 

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