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クリストファー・マーニー『マクベス夫人』インタビュー!

ロンドンを拠点に活動するプロダクションカンパニー、ファビュラ・コレクティブのトリプルビル「HUMAN.」で、新作『マクベス夫人』を発表するクリストファー・マーニーさん。8月の来日に先駆け、本作に寄せる想いとクリエイションの行方、そして公演への期待をお聞きしました。

プロフィール

クリストファー・マーニー 
CHRISTOPHER MARNEY
振付家、またロンドンのバレエ・セントラル芸術監督。ダンサーとしてクリストファー・ゲイブルに師事し、セントラル・スクール・オブ・バレエで振付の修士号を取得。ダンサーとして、バレエボーイズ、ヨーテボリ・バレエ、バレエ・ビアリッツ、ベルン・バレエの作品に出演。また、マシュー・ボーンの、ニュー・アドベンチャーシリーズにおいては『白鳥の湖』の王子役、『眠れる森の美女』のライラック伯爵役、『ドリアン・グレイ』のシリル・ヴェイン役、『シンデレラ』のエンジェル役、 さらにサドラーズ・ウェルズ劇場での『アーリー・アドベンチャー』や世界各地へのツアーなど、数多くの作品でプリンシパルに抜擢されている。この間、ウィリアム・フォーサイス、イリ・キリアン、ナチョ・ドゥアトなどの振付家が手がける作品に出演。またKAAT 神奈川芸術劇場で行われたウィル・タケットの『鶴』では、首藤康之とともに主役を振り付けた。マイケル・クラークの振付では、ニューヨークのリンカーンセンター内フレデリック・P・ローズ・ホールでの『春の祭典』『結婚』に出演。引退公演は2017年、ウクライナで行われたイヴァン・プトロフの『メン・イン・モーション』。演目のひとつであるニジンスキーの『牧神の午後』で牧神を演じた。英国批評家協会賞「モダン作品における傑出した演技」に2年連続でノミネート。また、ダンス・ヨーロッパ誌の2013年度「傑出した男性ダンサー」の1人に選出された。振付家としては、これまで世界各地で上演され、ロイヤル・オペラ・ハウス内リンベリー・スタジオ・シアターとバービカン・センターでは完売となったバレエ・ブラックの5作品を担当。イメージ・オブ・ダンスでは、ロンドンのピーコック・シアターでの『動物の謝肉祭』の振付を手がけた。ロイヤル・フェスティバル・ホールで行われるイングリッシュ・ナショナル・バレエの「エマージング・ダンサー」の振付、またドイツのレーゲンスブルク歌劇場、スコットランドのエディンバラ・フェスティバルでのバレエの振付も担当している。ロンドンのウェスト・エンドでは、演劇の振付を手がける。主な作品は、ヘイマーケット王立劇場の『マックイーン・ザ・プレイ』、セント・ジェームズ劇場の『テル・ミー・オン・ア・サンデー』、またレスター・スクエアのアーツシアターでは『ホテル・フォリーズ』の演出・振付を手がけた。マシュー・ボーンのニュー・アドベンチャーシリーズでは、 アソシエイト振付家として、東京の東急シアターオーブ、ロンドンのサドラーズ・ウェルズ劇場、ニューヨーク・シティー・センターで上演された『眠れる森の美女』に出演した。UKファウンデーション・フォー・ダンスのアソシエイト・アーティストに認定されていた。

 

公演情報 

ファビュラ・コレクティブ
トリプルビル「HUMAN.」

クリストファー・マーニー振付『マクベス夫人』
トラビィス・クローセン=ナイト振付『Everything Would Be Nonsense』
ジェームズ・ペット振付『ドリアン・グレイ』

日程:2021年8月28日~29日
会場:新国立劇場 小劇場
www.fabulacollective.co.uk

 

Choreographer: Christopher Marney 
Dancer: Cira Robinson
Videographer: Dominic Best
Composer: Jonathan Emilian Heck
Lighting: Arnaud Stephenson
Photographer: Amber Hunt 
Costume: Natalie Jackson
Stage Manager: Daniel Newton
Filmed and edited: Photography by Ash

 

※記事は2021年3月現在の内容です。今後変更される可能性があります。最新情報は公式SNS等にてご確認ください。

 

 

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