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トラヴィス・クローセン=ナイト『Everything Would Be Nonsense』インタビュー!

ロンドンを拠点に活動するプロダクションカンパニー、ファビュラ・コレクティブのトリプルビル「HUMAN.」で、新作『Everything Would Be Nonsense』を発表するトラヴィス・クローセン=ナイトさん。8月の来日に先駆け、本作に寄せる想いとクリエイション法、そして公演への期待をお聞きしました。

プロフィール

トラヴィス・クローセン=ナイト
TRAVIS CLAUSEN=KNIGHT

南アフリカ、ケープタウン生まれ。イングランドに移住の後、2009年にアーツ・エデュケーショナル・スクールを卒業。トレーニング期間中に、ナショナル・ユース・バレエ、インターナショナルダンスコンペティション(スポレト、イタリア)等、学内外で振付およびダンスの数々の賞を受賞。卒業後、マシュー・ボーンのワールド・ツアー『白鳥の湖』に出演、同作品の3D映画版にも出演している。また、2011年にはテート モダンでのマイケル・クラークのTHレジデンシーに携わった。また、トラヴィツィーヴァダンスの『ダブル・テイク(Double Take)』再演時にも出演し、『センシュアル・アフリカ(Sensual Africa)』のクリエイションにも参加した。そのほか、A.D. ダンスやコンビネーション・ダンス(Combination Dance)でも活躍している。2013年にカンパニー ウェイン マクレガー入団後、ファッションの道へも進み、Kawakey、Jamie Elwood、DEMO Fashionといった気鋭ブランドで、いくつかコレクションを発表したり、Cerruti 1881やCosのキャンペーンも手がけている。振付やクリエイションへの情熱が功を奏し、様々なアーティストとのコラボレーションも果たしており、作品にはティム・ポデスタのForteプログラムでの、ジェームズ・ペットとの共同振付作品『プロキシミティ(Proximity)』や、ロンドン サドラーズウェルズ劇場でお披露目となった『ザ・ズー(The Zoo)』プログラムの、ジェームズ・ペットとの振付作品『インフォーマル・ビトウィーン(Informal Between)』等がある。最近では、 ミラノに拠点を置くジャスアート・バレエ(JasArt Ballet)で『クラウド・リターン(Cloud Return)』も手がけ、元スカラ座のバレリーナ、サブリナ・ブラツォやアンドレア・ヴォルピネスタが出演した。また、アーティストでミュージシャンでもあるロバート・マイルズ=キングストン他出演の『セカンド・アフターマス(2nd Aftermath)』も手がけた。国外やヨーロッパから新作の依頼を受け、振付家としてクリエイティブな道を追求してきたトラヴィスは、ファビュラ・コレクティブのレジデントアーティストとなった。同カンパニーで、東京のセルリアンタワー能楽堂『Elevation-昇華-』トリプルビルおよびロンドン、サドラーズ ウェルズ劇場リリアン・ベイリス・スタジオ『レイ ライン(Ley Line)』のミックスビルで振付家そしてパフォーマーとして参加した。

 

公演情報 

ファビュラ・コレクティブ
トリプルビル「HUMAN.」

トラヴィス・クローセン=ナイト振付『Everything Would Be Nonsense』
クリストファー・マーニー振付『マクベス夫人』
ジェームズ・ペット振付『ドリアン・グレイ』

日程:2021年8月28日~29日
会場:新国立劇場 小劇場
www.fabulacollective.co.uk

 

Choreographer: Travis Clausen-Knight 
Videographer: Joe Priest from MonkeyFLIP Media
Composer: Ryosuke Karaki
Make-up artist: Gabi HavensProp
supervisor: Propworks
Produced by Fabula Collective

 

※記事は2021年3月現在の内容です。今後変更される可能性があります。最新情報は公式SNS等でご確認ください。

 

 

 

 

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