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『ルグリ・ガラ』出演、ワディム・ムンタギロフ インタビュー!

英国ロイヤル・バレエ団プリンシパルのワディム・ムンタギロフが、この夏開催されるマニュエル・ルグリのガラ公演『ルグリ・ガラ』に登場! ルグリの絶大な信頼のもと、ルグリ版『海賊』をはじめ4作品を披露します。開幕に先駆け、来日中のムンタギロフにインタビュー! 舞台への意気込みをお聞きしました。

忙しい日々の中でベストコンディションをキープするために、何か気を付けていることはありますか?

ムンタギロフ>疲労回復のためにビタミン剤を摂っています。あと食事にはいつも気を付けていて、ファストフードやジャンクフードはなるべく食べないようにしています。やはり食べ物は大切です。きちんとした食事をしていれば身体も強くなり、あまりケガもしないような気がします。日本食が好きで、なかでもお寿司が大好物。和食はヘルシーなので、日本にいると身体の調子がとても良いですね。それ以前に日本のバレリーナはとても軽いので、日本での公演は僕にとって非常にラクではあります(笑)。

実はここのところハードスケジュールが続いていたので、母に飛行機のチケットを送り、ロンドンの自宅に来てもらっていたんです。母が滞在していたのは3週間ほどで、スープやごはんをたくさんつくって食べさせてくれたりと、いろいろサポートをしてもらいました。

時間に余裕があれば自炊もします。ただロシア料理はとても時間がかかるので、あまり疲れてないときに限りますけど。料理の参考にしているのはアプリのレシピ。ときには友達を呼んで料理を振る舞うこともありますが、なかなか好評なんですよ(笑)。

 

(c)L.Liotardos

(c)L.Liotardos

たまの息抜き、束の間の楽しみといば?

ムンタギロフ>ほとんど一日中劇場の中で過ごしているので、プライベートの時間はなかなか取れないというのが実情です。自分の時間は一日の終わりに1〜2時間があればいい方で、あまり疲れていなければ映画を観たり、バスケットボールを見たりすることも。バスケットが大好きなんです。ただバレエダンサーとしては疲れすぎは禁物なので、自分でプレイをすることはまずないですね。

両親とのスカイプが毎日の日課で、どこにいるときもなるべく時間をつくって話をするようにしています。スカイプではたいてい僕の方から“今日は誰とどんなことをしていたの?”とたずねます。僕は基本的に聞き役で、自分の方からは“今どこにいて何をしてるか”という報告をするくらい。僕はリハーサルばかりで毎日バレエ漬けなので、できればバレエ以外の話を聞きたいんです(笑)。

 

 

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