ジェローム・ベル『Gala―ガラ』インタビュー!
日本人キャストで描かれる埼玉版『Gala―ガラ』。
その先鋭かつ挑戦的な作風により、世界各地でセンセーションを巻き起こしてきた異才の振付家ジェローム・ベル。1995年に発表した『ジェローム・ベル』では全裸のアーティストが自らをさらけ出し、2004年の『ヴェロニク・ドワノー』ではパリ・オペラ座バレエ団に所属する引退間近のダンサーに焦点をあて、2012年の『Disabled Theater』では知的障害を持つ人々をキャストを起用。世に言うダンスの定義、身体表現の在り方に一石を投じる彼のスタイルは“ノン・ダンス”と呼ばれることもあり、賛否両論の声を集めてきました。
日本には2000年に『シャートロジー Shirtology』で初登場。2008年にはタイ人振付家ピチェ・クランチェンとの共作『ピチェ・クランチェンと私』を、2010年にはローザスのアンヌ・テレサ・ドゥ・ケースマイケルとの共作『3Abschied ドライアップシート(3つの別れ)』を、2011年11月には『ザ・ショー・マスト・ゴー・オン』を上演し、今回は約6年ぶりの来日となります。
『Gala―ガラ』の初演は2015年5月、ベルギーで開催されたクンステン・フェスティバル・デザールにて。以来世界50都市で上演を繰り返してきた話題作が、2018年1月、いよいよ日本初演を迎えます。
出演者は全て、公演ごとに現地で集めたキャストを採用。プロ、アマ、年齢、性別、身体性、全てのジャンルの垣根を超え、さまざまな出演者によりひとつの舞台を構成します。
今回の埼玉公演も同様に、日本人キャストを採用。
出演者は、ダンサーの川口隆夫、入手杏奈、NBAバレエ団の竹田仁美と新井悠汰、コンドルズメンバーのオクダサトシ、さいたまゴールド・シアターの百元夏繪、さらにドラアグクイーンのBIBIY GERODELLE……と、その顔ぶれは実に多彩。年齢は6歳〜75歳まで、まさに老若男女が揃っています。
日本人キャストで描く埼玉版『Gala―ガラ』、その行方とは……。
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