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シディ・ラルビ・シェルカウイ『DUNAS -ドゥナス-』インタビュー!

コンテンポラリー・ダンス界の寵児シディ・ラルビ・シェルカウイと、フラメンコ界の女王マリア・パヘスによるデュオ『DUNAS -ドゥナス-』。世界各地で賞賛を浴びたこの異色作が、遂に日本上陸を果たします。2018年春の日本初演に先駆け、来日中のシェルカウイにインタビュー! 共演のきっかけとクリエイションの経緯、作品に込めた想いをお聞きしました。

シディ・ラルビ・シェルカウイ『DUNAS -ドゥナス-』遂に日本上陸!

今世界で最も注目される振付家のひとり、シディ・ラルビ・シェルカウイとフラメンコ界の女王マリア・パヘスによる異色デュオ『DUNAS -ドゥナス-』。2009年にシンガポールダンスフェスティバルで初演を迎え、翌年フラメンコビエンナーレで最優秀公演としてヒラルディージョ賞を受賞。世界各国で大絶賛を浴びた話題作が、2018年春待望の日本初演を実現します。

 

シディ・ラルビ・シェルカウイ『DUNAS-ドゥナス-』

©David Ruano

 

シェルカウイは1976年生まれ、ベルギー・アントワープ出身。アンヌ・テレサ・ドゥ・ケースマイケルのダンス学校PARTSで学び、アラン・プラテル・バレエ団のダンサーとして活躍。2000年に振付けた『Rien de Rien』でニジンスキー新人振付家賞を受賞し、若くして作家としての才能を開花させています。

彼の名を一躍世界に広めたのが、インドの伝統舞踊カタックをルーツに持つアクラム・カーンとのデュオ作品『Zero Degrees』(2005年)。本作は世界中で賞賛を集め、2007年には『ゼロ度 zero degrees』として来日公演も行いました。

さらに、少林寺の僧侶をキャストに起用した『sutra(スートラ)』、パリ・オペラ座バレエ団のために創作した『ボレロ』、キーラ・ナイトレイとジュード・ロウ主演の映画『アンナ・カレーニナ』の振付など、ダンスのジャンルを超えた作品を数多く発表。

日本では森山未來出演の『テ ヅカ TeZukA』(2012 年)や、『プルートゥ PLUTO』(2015年、2018年1月再演)といった大作を手がけ、舞台を成功裡に導きました。

一方、マリア・パヘスは現代フラメンコ界を担う大スター。『UTOPÍA ~ユートピア~』(2013年)、『Yo, Carmen -私が、カルメン-』(2015年)に続き、今回3 年ぶりの来日を叶えます。

コンテンポラリー・ダンスとフラメンコ、ジャンルを異にするふたりが出会い、生まれるものとは……。

 

シディ・ラルビ・シェルカウイ『DUNAS-ドゥナス-』

©David Ruano

 

次ページでは、シェルカウイのインタビューをお届けします!

 

 

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