dancedition

バレエ、ダンス、舞踏、ミュージカル……。劇場通いをもっと楽しく。

NBAバレエ団『リトルマーメイド』リン・テイラー・コーベット インタビュー!

NBAバレエ団でこの秋日本初演を迎える『リトルマーメイド』。リン・テイラー・コーベット振付により2012年にアメリカで初演された話題作が、待望の日本上陸を叶えます。開幕に先駆け、リハーサルのため来日中のリンさんにインタビュー。さらに、芸術監督の久保紘一さんに、本作に対する意気込みをお聞きしました。

プロフィール

リン・テイラー・コーベット

2000年ブロードウェイ・ミュージカル『Swing!』でトニー賞にノミネート。同年のドラマデスク賞にもノミネートされる。2002年『Swing!』で日本ツアーを行い、高い評価を受ける。2008年『My Vaudeville Man』でドラマデスク賞とルシール・ローテル賞にノミネートされ、『Wanda’s World』でザ・キャロウェイ賞を受賞。脚本に関わった『Cougar The Musical』は2年間オフ・ブロードウェイで上演され、その後世界中で上演された。改訂振付を担当した香港ディズニーランドの『ライオンキング』のショーは今年で7年目を迎える。息子であるショーン・テイラー・コーべット氏とともにミュージカル『Distant Thunder』を作り、またABT、NYCB、アルビン・エイリー・アメリカン・ダンス・シアター、その他数多くのバレエカンパニーでも振付を行っている。『ガチョーク賛歌』はABTに振付し、80年代前半に日本ツアーをした際には数多く上演された。2014年にNBAバレエ団『HIBARI-すべての美空ひばりファンに捧げる-』の振付を行っている。映画では『フットルース』『マイ・ブルー・ヘブン』『奥さまは魔女』の振付を担当した。

 

久保紘一

元コロラドバレエ団プリンシパル、当時世界で最高峰の第6回モスクワ国際バレエコンクールでトップの成績を16歳でジュニア・シニア男女合同にて獲得し、のち渡米しボストンバレエ団のゲストダンサーなどを経てコロラドバレエ団のプリンシパルとして迎えられた。以降20年同バレエ団でプリンシパルとして活躍。ニューヨーク公演ではNYタイムスで『完璧なるバレエの巨匠』といわれ、日本人で初めてダンスマガジンの表紙を飾り、特集が紹介された。モスクワポリショイ劇場やNY、米国のベイル市などの世界ガラ公演に度々出演。『ドン・キホーテ』『ジゼル』『くるみ割り人形』『眠れる森の美女』『コッペリア』『ロミオとジュリエット』『シンデレラ』『白鳥の湖』などほとんどの古典全幕作品のタイトルロールを踊った。またバランシン作品、有名振付家による創作作品などでの全てに主演している。米国在住19年を経て2010年にコロラドバレエ団を退団後、2012年NPO法人NBAバレエ団の芸術監督に就任。次々と意欲的作品を発表し日本のバレエ界にて注目されている。2015年NBAバレエ団の数々の公演の成果により文化庁芸術祭新人賞を受賞。

 

公演情報

NBAバレエ団公演 日本初演『The Little Mermaid』
日時:2018年9月28日(金) 19:00、29日(土) 14:00/17:00、30日(日) 12:00/15:00 
会場:新国立劇場 中劇場
http://www.nbaballet.org

問い合わせ:NBAバレエ団04-2924-7000

 

 

 

-コンテンポラリー